10年前、双子を出産しその育児に奔走し疲れがピークに達していたあの時、幼馴染が連れて行ってくれたのがカフェスロー。その車麩カツランチの優しい味に心も体も癒されたことをよく覚えています。

そして、間も無く起こった3.11。原発の知識がほぼ無かった私に扉を開いてくれたのもカフェスロー。双子を抱えて講演会に行き、素人にも分かりやすい冊子が並べられていました。
食も、社会問題も、みんなが健やかに幸せに生きるためにつながっていると優しく教えてくれるその存在に感動しました。

その後福岡へ移住した私たち一家ですが、2012年の冬には「100人の母たち」写真展でカフェスローに戻ってくることができました。
一方的にお世話になるばっかりだったカフェスローと、ともに活動できる喜びを噛み締めました。

遠く離れてても、いつも心に温かな場所としてあるカフェスロー。
どうかどうかこれからもたくさんの人の人生に寄り添う場でありますように。
また行きますから！！！

亀山ののこ／写真家

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