つながりプロジェクト応援メッセージ~マシマ タケシ さん~

つながりプロジェクト応援メッセージ~マシマ タケシ さん~

ボクとカフェスローの素敵な距離感

カフェスローで個展を開催する様になって10年になります。 初回が2010年の秋口で、久しぶりに東京に長期間滞在する事で、以前の東京のイメージは壊れて、翌年の春には移住先の屋久島を離れ、東京に舞い戻ります。
カフェスローで過ごした日々と、そこで遭遇した多くの事が、ずっと持っていた価値観を反転させてしまいました。

今では日本全国どんな田舎町に行っても、カフェスロー精神を踏まえた場所やお店が多くあります。
それぞれは独立した店主の自由創造の産物ですが、カフェと物販やギャラリーを揃えて、生活全般を包み込む様にする姿勢の見本は、もちろんカフェスローが先駆者だったと思います。

当時は現在に比べるとまだ平安で、3/11やコロナの前ですから、カフェスローに行くと感じる様な、空間の余裕、仕事の丁寧さ、オーガニックの食事がただ身体が喜ぶというだけでは無く、実際にかなり美味しいという二重の発見がありました。
そしてその精神は、むしろ現在の様な状況に成ったからこそ本当に必要なもので、私たちにとって「人間らしく」生きる為の、とても大切な要素なんだと改めて感じます。

ギャラリーの向こうのカフェの様子を眺めながら居ると、この10年、カフェスローは自らを見つめながら新陳代謝を重ね、いつも時代の声を拾う場所として在り続けて来た様に思います。それは決して社会や経済を重視した生き方ではありませんが、私たちの本当に大切な「生命的個人」が滞らない様に、気持ちよく未来に進んでいける様に、自ら顧みながら変化を続けるスタッフの皆さんの顔が浮かびます。

ボクは絵描きとしてカフェスローに関わりながら、いつしかカフェスローを構成する一員になっているのを感じたのは、今から少し前でした。
それは同じ様に当たり前ですが、ここに来るお客さんもただ利用するだけじゃ無く、カフェスローを支えて愛する一員に成って行く姿も多く見た10年です。

今回カフェスローがクラウドファンディングを呼びかけて、多くの方々が賛同する様子を見ていて、また新しいカフェスローが始まる胎動を聞いた様な気がします。たぶんこれからの社会は、多くの人が生産者に成り、現在の様な消費者が殆どだという姿が変わって行く様に思います。

そんな先触れを感じる行為だと個人的には捉えております。

マシマタケシ/画家

 

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・・クラウドファンディングのページはこちら・・
なくならないで!カフェスロー
〜みんなのカフェスローを未来に残したい〜
期間:2/19〜3/28
ひとつめの目標500万円達成しました!
ネクストゴール 1000万円・1000人挑戦中!
このクラウドファンディングは3名のスローパートナーと
カフェスローが共同で行うプロジェクトです。

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