中学生と森のコーヒーの出会い

中学生と森のコーヒーの出会い

カフェスローの森のコーヒー。自然の生態系を活かした農法「森林農法」で栽培される、有機栽培のコーヒー。フェアトレードで日本へやってきます。

「そんな森のコーヒーを使って、コーヒーショップを学内にオープンしたい!」と、この春から、モンテッソーリスクールオブトーキョーの中学生クラスの皆さんにご縁頂きました。コロナでストップしていましたがまた少しずつスタートしたので、少し記したいと思います。

学内の先生やご父兄に向けての小さなコーヒーショップ。
元々は、生徒の送迎にくる父兄たちの交流も兼ねてのおしゃべりの時間に向けて、こどもたちの中で、小さなカフェテリアを作ろうという案が出たそう!それであればどんなコーヒーがいいか、どんなコーヒーあるのかなど多角的に考えていく中で森のコーヒーに行きついたそうです。

エコマーケットカフェスローの団体に、モンテッソーリ教育を広める活動をされている「amitomo」さんがいらっしゃいます。
モンテッソーリ教育の学びの根底には、「いのちが育つお手伝い」という考え方があり、各発達段階の細かい分析の元に組まれたカリキュラムがあるそう。大人は命がもともと持つ生きる力と個性をサポートする役割。例えば、今年の2月の訪問時、先生が自らのことを「teacher/先生」とは言わず、「guide/ガイド」という言葉を使っていたこと等も印象的でした。

amitimo@エコマーケットカフェスローのオフィス前。
こどもの発達段階に合わせた玩具がたくさん展示されています。(貸し出しも可!)

今回は、中学生に当たる生徒さんたちを対象にした、マイクロビジネスのクラスでの中心題材となるそうです。
ガイドに当たる大人たちは、こどもたちを安心な小さな経済の中に入れて、ガイドの大人と共に、リアリティを持って小さなビジネスを自分たち自身で展開し、地球・自然環境(森林農法)、人・お金のこと(フェアトレード)も含め、包括的に捉えながら学びを進めていくそうです。

エントランスに設置された本の物々交換他の題材のマイクロビジネスも展開されていて会社名も!

いろんな教育や学びのかたちがあるなと驚きと発見に包まれたとともに、これからを生きるこどもたちが、森林農法とフェアトレードのコーヒーに出会い、経済という観点含め多角的に学ぶことについて、とても希望を感じた出来事でした。

南米エクアドル・インタグ地方のコーヒーの森

「先住民は七世代先のことを考えて今を生きる」ということをよく耳にします。それは、自然とのつながりの感触をあまり携えていない、現代(特に街に生きる)社会を生きる私たちにとって、少し難しいことのように感じます。
そんな中、森林農法と連なることは現代を生きる私たちに、自然とのつながりと、想像力のきっかけをくれるような気がしています。自分達がこの世の中から旅立っても、生き続ける森。確かに残せて、残っていくもの。不思議な感じさえします。

南米エクアドル・インタグ地方の雲霧の森

カフェスローの店頭ではこの9月より、森のコーヒーのラインナップがさらに増え、コーヒーの生豆販売もスタートしました!
お気軽にお手にとってご覧いただけたら幸いです。


森のコーヒーとググッと近づくワークショップも開催しています。
小人数制のリッチな時間と空間です。
“森を味わうコーヒーの会” 森見ル焙煎所 × Cafe Slow – 2020/09 
http://cafeslow.com/event/workshop/3689/

また、公立学校はじめ多彩な学びの場へも伺いますので、是非お気軽にご相談ください!


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〇amitomo/アミトモ
http://cafeslow.com/event/workshop/3638/
*amitomoは一般社団法人AMI友の会のサテライトオフィスです。

〇Montessori School of Tokyo
https://www.montessorijapan.com/

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