9.4土-9.12日「昔ながらの冬瓜のタルト」~種と旅と 9日間の祝祭に寄せて

9.4土-9.12日「昔ながらの冬瓜のタルト」~種と旅と 9日間の祝祭に寄せて

「種と旅と」

”種とその多様性について皆さんと考え、それぞれの土地の在来種や伝統料理を味わう9日間の祝祭です。
全国あちこちで同時多発、どこまでもローカルに!”と
それぞれの土地で、いつもの風景の中、開催されます。

今回は、ほんだ自然農園さんより冬瓜(とうがん)を頂き、冬瓜のタルトを作りました。
冬瓜は、夏の暑さを冷まし、秋に向けて乾燥しがちなからだに潤いを与えてくれます。暑さに極めて強く収穫の最盛期は真夏!漢字で「冬瓜」と書くのは、風通しのよい冷暗所に置けば冬までもつことからだそう。

ほんださんが種をついで2年目の冬瓜。全面を白い粉に覆われていて圧巻な存在感。ほんださんに伺ったら、昔ながらの…ということだと思いますとのお返事。検索してみたところ、早生冬瓜かな。
しっかりと実が詰まって、瑞々しく、いい香りがします。

皮に粉が吹いているのは大丸冬瓜と言われるとか。冬瓜の隣はティースプーン。とっても大きく圧倒的な存在感です。

冬瓜はオーガニック白ワインと、ポランオーガニックフーズデリバリさんのミネラルたっぷり!きび砂糖でコンポートに。

白ワインときび砂糖の組み合わせが、冬瓜の青い香りを馴染ませてくれています。

タルトの生地は、カフェスロー店内の量り売りショップnue by totoya さんの古代小麦ティミリア種、セモリナ粉を使用しています。
粒子が大きいので軽やかな食感が特徴です。

クリームは、豆乳カスタードクリームに徳島NPO法人里山みらいさんのすだち果汁を加えています。

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

■ほんだ自然農園

https://www.instagram.com/hondashizennouen/
緑豊かな武蔵国分寺史跡ちかくで自然農をはじめて6年目。大地とお天道様、雨や風や生きものたちのお陰様で育まれるお野菜づくりに取り組まれています。(インスタグラムプロフィールより)

カフェスローから徒歩10分程度のご近所。国分寺で活動する様々な大小団体の方々へも開かれた畑づくり、営みをされています。地域の心強い仲間でもあります。

住宅街の一画にあるほんださんの畑。いのちのエネルギーにあふれ、一歩入るととても元気を頂ける場所です。年を経るごとに土がふくよかになり、微生物たちの声が聞こえてきそう。

以下は、カフェスローとも縁の深いスローツアー主催「ほんだ自然農園さんで 季節とめぐる野菜の一生」こちら で畑を訪れたときの風景です。

夏の日の朝4時すぎに集合した畑の目覚めを感じるひととき。写真は2019年。今年は残念ながら台風で見合わせとなりました。

人参の花

虫と草と参加のこどもたちに囲まれる。スローツアー主宰であり植物観察家の鈴木純さん。

ローゼルの花:ほんださんの畑の四季折々の美しい花々に思わず目が奪われます。
ほんだ自然農園の宝物。自家採取の種。

種と旅と

そして今回は、お声掛け頂き、ご縁頂くオーガニック直売所タネトさんと青果ミコト屋さんが呼び掛ける、全国で同じ時間枠に、それぞれの場所で、それぞれの在来種を味わう祝祭「種と旅と」にもゆるやかに連ならせて頂いています。全国で同時多発的も種を想って紡がれるあれこれ。どうぞ合わせて想いを馳せて、楽しんで頂ければ幸いです。
感謝を込めて。

https://www.organic-base.com/topic/tane_tabi/

この試みは、一箇所に集まる 従来のマーケットではなく、
同じ時間軸で、離れたそれぞれの土地で、 それぞれの在来種を味わう9日間の祝祭です。

僕らも種も、悠久の旅を経て、今ここにいます。

野菜が辿ったその旅の軌跡、種を継ぐ農家たちの想い、そして野菜の花が咲き誇る景色を味わう

そんな時間になりますように。

 

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