３月のヴィーガンスロープレートと塩さばの青菜とろろ焼き：3月新メニュー

大地が暖まり、春の訪れを感じ冬眠していた生き物たちが目覚めてくる頃。
まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。

冬、寒さに備え身体に蓄えてきた栄養や熱を、
春の暖かさとともに、自然の流れに沿って、必要になくなったものを外へ出そうとしています。

改めて感じてみると季節のものは優秀で、自然と身体が欲しているものばかりです。
苦味や酸味を欲しているというのも春ならではですね。
取り入れることで身体が眠りから覚めて次の季節へと耕され、整っていくように感じます。

この頃出回る山菜などは、少しいただくだけで身体が満足していると体感できます。
菜花やわさび菜、ルッコラ、からし菜、うるいや葉玉ねぎ、わけぎなども出回りますね。
それに加えて、梅酢、いちごや春の柑橘類、やわらかい酸味と苦味が身体に嬉しい季節です。

季節の恵みに導かれるように紡ぐ３月のスロープレートも、どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

キッチン／まよ

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3月のヴィーガンスロープレート

○秘伝豆とひよこ豆のスパイス揚げ　自家製塩麹トマトソース
山形在来秘伝豆の春に似合う青、穏やかな優しい甘味に驚きます。合わせた中東で食べられているひよこ豆は、青臭さがなくほろっと崩れる栗のような食感が特徴的です。
高橋さんの米粉で一つにまとめました。
クミン・オールスパイスの香りと、穏やかな酸味の効いたトマトソースと合わせてお召し上がりください。

山形在来「秘伝豆」は新庄にて高橋さんが無農薬にて育ててくださっています。

オーガニックのひよこ豆は、カフェスロー店内のオーガニック食材の量り売り店「nue・にゅぅ」さんよりご紹介頂きました。作り手は南フランス・アリエージュ県、ミルポワ村の農家さん。種まきから選別、加工まで、全て自分たちの手で行うことにこだわっている・家族経営の農家さんだそうです。気に入って下さったら、nueさんにて、20ｇからお好きな量だけ、量り売りでご購入頂けます。nueさんはゼロウェイストショップ。是非ゴミの出ないお買物も体験下さい！
〇nue by totoya オフィシャルサイト：こちら

○春キャベツとわかめのスープ
昆布出汁とたっぷりのキャベツで、春の身体が喜ぶ柔らかな甘味のあるスープ
味付けは塩とわかめの風味、アクセンに白ごまを。

○ひじきとルッコラ　梅酢白味噌
春は柔らかい海藻が楽しめる時期でもあります。
ひじきとさわやかなぴりりとした苦味に梅酢と白味噌を合わせました。ルッコラはこくベジ。国分寺の農家さん清水農園さんより頂いています。

○春人参とくるみのラペ　甘夏　豆豉ブロッコリー
春の明るい色の人参は味も水分の量も、軽やかです。ホワイトバルサミコ酢の穏やかな酸味とくるみの香ばしい苦味を合わせました。
身体を内側からきゅっと絞ってくれる甘夏の酸味もよく合います。
熱を加え甘味の出たブロッコリーはごま油と塩と大豆のみで作られた調味料、豆豉と合わせました。

こちらのくるみもnue・にゅぅさんのより。フランスの南西部に位置するドルドーニュ県より届いたオーガニックのくるみ。日本のくるみよりも渋みが少なく甘みとやわらかな食感が特徴。日本のくるみに比べて渋皮が薄いため、渋皮がついた状態でも渋みも感じません。
今回ご縁頂いた場所をフランスの地図をつつつと辿って、どんなところだろうと想像する時間もまた豊かです。くるみももちろん量り売りしています。
〇nue by totoya オフィシャルサイト：こちら

＊季節のヴィ―ガンスロープレートは、10種類以上の有機無農薬・低農薬、自然栽培のお野菜や素材を中心に、山形新庄にて高橋さんご一家が作って下さる山形の幻の在来米「さわのはな」と紡ぐ、カフェスロー定番＆看板メニューです。ベジタリアンの方にも召し上がって頂けます。

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