森のコーヒー紹介「グアテマラ産キシェコーヒー」Vol.1基本情報編

森のコーヒー紹介「グアテマラ産キシェコーヒー」Vol.1基本情報編

よりご自宅でもストーリーある美味しいコーヒーをお届けできればと紹介する、『今月の森のコーヒー』。
1カ月に渡って、生産地の基本情報やスタッフが淹れ方を試してみた味、つくり手の紹介など毎週トピックを変えてシンプルにご紹介。
秋から再スタート致します。

11月は、豆自体のもつコクと、グアテマラ特有のベリーのような甘い香りと上品な酸味が楽しい、グアテマラ産キシェコーヒーをご紹介します。

\森林農法・有機栽培 グアテマラ産キシェコーヒー/

■目次<毎週金曜日配信>
【10月】
Vol.1:今月の森のコーヒーグアテマラとコーヒーの基本情報

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ーグアテマラの地理と歴史

キシェコーヒーのつくり手・フィセグ協同組合のあるグアテマラ共和国は中米(アメリカ大陸)。北側はメキシコ、北東にベリーズ、東側にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接し、海は北東にカリブ海、南は太平洋に面しています。首都はグアテマラ市。

グアテマラは古代文明の1つであるマヤ文明発祥の地。16世紀半ばのスペイン人の侵入によりグアテマラ総督府が置かれ、その後19世紀初頭まで支配下に。紆余曲折を経て19世紀半ばに現在の国名である「グアテマラ共和国(Republica de Guatemala)」として独立!その歴史的背景から公用語はスペイン語。グアテマラは「木々の土地」という意味だそう。人口の4割はマヤ系の先住民の方たちが占めています。

ーグアテマラとコーヒー

質の高いコーヒーの生産地として有名なグアテマラがコーヒーの産地となったのは、20世紀初頭の土地改革でコーヒー栽培が盛んになったのがきっかけだそう。
現在の国の面積は日本の3分の1程度ですが、コーヒーの生産量は世界第10位程!と中米を代表するコーヒー生産大国です。
グアテマラは国土の約70%が火山に囲まれた山岳地帯。北緯14度から18度に位置する亜熱帯気候です。寒暖差が大きく雨量が豊富で、火山灰の土壌であるなど、コーヒーの樹を生産するのに最適な環境で、高い品質のコーヒー豆を生産しています。

-フェセグ協同組合とキシェコーヒー

グアテマラのケツァルテナンゴに本拠地を置くフェセグ協同組合は、2001~2002年に生じた世界的なコーヒー産業の危機をきっかけに発足されました。多くの民族の方が関わっていて、イシル族、カクチケル族、キチェ族、マム族、ポプツィ族などの先住民族や、その混血のメスティーソによる家族経営の小規模な農家が所属しています。生産者が生活の質を高め、幸せに暮らすことを目指して「団結」「チームワーク」を大切にしながら活動しています。
フェセグ協同組合には21つのバイオ工場があり、ここで作られる有機肥料を使うことで、農薬や化学肥料に頼らず、土壌や作物を健康な状態に保ちながら生産量を増加させることに成功しています。


フェセグにて女性に焦点をあてて母の日用に撮影された動画

Kishé(キシェ)とは、フェセグ協同組合の生産者たちにとって、とても大切な言葉です。彼らが直面してきた困難を、チームワークと団結によって乗り越え、現在こうして持続的な活動を行えている彼ら自身を表す言葉で、運営しているカフェにも『Kishé Café &Té』と名付けています。

キシェコーヒーは、標高1,300メートル以上というコーヒー栽培に適した高地で栽培され、生産地はグアテマラの高地、チマルテナンゴ、ウェウェテナンゴ、キッシュ、ソロラ、サンマルコス、ケツァルテナンゴという6地域にあります。(続けて3回ぐらい読むとちょっと呪文みたいです…)

【フィセグ協同組合の基本情報】
国 :グアテマラ共和国
生産地:(グアテマラの高地)チマルテナンゴ、ウェウェテナンゴ、キッシュ、ソロラ、サンマルコス、ケツァルテナンゴ
標 高:1300m 以上
民 族:イシル族、カクチケル族、キチェ族、マム族、ポプツィ族
生産組合:フィセグ協同組合(Federación Comercializadorade Café Especial de Guatemala :FECCEG)*フィセグとは;グアテマラ特別コーヒーマーケティング連盟の頭文字です。

 

ーグアテマラ産コーヒー豆の格付け
グアテマラ産のコーヒーは、標高が高くなるほど風味が豊かになり、品質も良くなります。生産地の標高により、等級で格付けしています。
標高1,300m以上がSHB(ストリクトリー ハードビーン)で最高等級。1,200~1,300mをHB(ハードビーン)、1,050~1,200mをSH(セミハードビーン)、900~1,050mをEPW(エクストラ プライム ウォッシュド)、750~900mをPW(プライム ウォッシュド)、600~750mをEGW(エクストラ グッド ウォッシュド)、600m以下をGW(グッド ウォッシュド)です。

フィセグ協同組合で生産しているキシェコーヒーは標高約1,300m。それに加え、カフェスローで扱っているコーヒーは『Organic(オーガニック), JAS  HB*(ハードビーン)』と輸入書類に記載されています。

2021年11月に巨大ハリケーン(エタとイオタ)に立て続けに襲われたグアテマラ。フェセグ協同組合は活動地域が広いため、被害の程度に差があり、比較的被害が少なかった地域の生産者さんが深刻な被害の地域へ物資やコーヒー生産に必要な苗などを送るなど、助け合いながら復旧に取り組んでいます。とは言え、新型コロナウイルスの問題もあり完全な復旧には至っておらず、まだまだ支援が必要な状況です。

いかがでしたでしょうか?今回はグアテマラとコーヒー、作り手の基本情報をお送りしました。
次回は味についてお伝えしていきます。どうぞお楽しみに。

【参考ウェブサイト】
ウィンドファーム株式会社
在グアテマラ日本大使館
グアテマラ大使館
コーヒータウン

【グアテマラ産キシェコーヒー~商品紹介】
”ストレート” または ”カフェインレス”をお選びいただけます。
『目覚めの1杯にストレートコーヒー』
『寝る前にはカフェインレスコーヒー』
と、飲みどきを選べますね。
カフェインレスは、カフェインレスとは思えない、コーヒー本来の酸味、苦み、コクをお楽しみいただけます。

昨年のハリケーンの影響からまだまだ復興途中。一人でも多くの方に手に取って頂ければと、焙煎コーヒーの1パックの量もつくり手たちへの応援として、お値段はそのままで150gから200gへと増量しました。

【基本情報】
◯種類
①森林農法・有機栽培 グアテマラ産キシェコーヒー/豆または粉
②森林農法・有機栽培 グアテマラ産カフェインレスコーヒー/豆または粉、ドリップバッグ

◯豆の種類
グアテマラ産アラビカ種 カトゥーラ、カトゥアイ、ブルボン

◯精製方法
ウオッシュド、天日乾燥

◯焙煎度合
①グアテマラ産キシェコーヒー:<深煎り>
②グアテマラ産カフェインレスコーヒー:<中煎り>

◯味
①グアテマラ産キシェコーヒー:味のバランスが良くおすすめ
②グアテマラ産カフェインレスコーヒー:コーヒー本来の酸味・苦み・コク

◯原産国名および生産団体
グアテマラフェセグ協同組合

◯価格・内容量
①森林農法・有機栽培 グアテマラ産キシェコーヒー・豆または粉/※内容量200g
定価 税込950円→税込 855円<10%オフ>

②森林農法・有機栽培 グアテマラ産カフェインレスコーヒー
・豆または粉/※内容量200g
定価 税込1,058円→税込 953円<10%オフ>

・ドリップパック 10g×5袋/10袋
定価 税込832円→税込748円<10%オフ>

 

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