水俣食材とお弁当~お届けしました。

水俣食材とお弁当~お届けしました。

今年はコロナの影響で、修学旅行や林間学校などが中止になった高校生や中学生も多くいるとききます。

そんな中、先日都内の高校生たちが修学旅行で訪れるはずだった水俣の食材をいくつか使ったお弁当を作れないかとお話を頂き、ご用意しました。

今回ご連絡いただいたのは水俣の相思社さんから。「水俣病を繰り返さないための世の中をつくるために」と、水俣病の被害者に関わる問題についての相談に応じたり、水俣病事件に関する調査研究をされています。また、水俣病が起きた理由やその背景を伝えることもされていらっしゃいます。
https://www.soshisha.org/jp/

当日は、水俣病を伝えることをメインテーマに、2日間に渡って計200名の方々に画面上でお会いしたそうです。
水俣病歴史考証館の見学、漁師で患者の杉本肇さんの語り、ガラス細工職員で患者の吉永理巳子さんの語り、水俣病に50年携わる緒方俊一郎医師の語りをお届けしたそうでした。

今回ご縁頂いた永野さんより頂いたメールの中の印象的な言葉。

”お医者たちと患者さん、そして私たちのの共通の認識として、「食べものでなった病気だから、食べもので治す」というものがあります。”

”ですから今回、私たちの気持ちを組んでいただき、それぞれの人の語りの最後に、カフェスローさんのお弁当をいただけたこと、五感を通じて水俣を、そして「食」を感じられる機会、空間が学校内で生み出されたのではないかと思っています。”

その土地を感じるには、現地を実際に訪問することが一番効果的とは思いますが、それができない中じゃあどう伝えていくか、既存の枠組みにとらわれず、新たなことにチャレンジする皆さんから元気を頂きました。
高校生の皆さん、美味しく召し上がって頂けたかな…また伺ってみたいと思います。

ありがとうございました!

そして店頭では、水俣・芦北さんの完熟玉ねぎを少量ですが販売中!

「球磨川へ流れ込む漆口川を中央に9軒だけの小さな集落があります。
この山あいにある告地区は、霧も深く寒暖差があり、空気や水も澄んでいて、自然を感じられるとても心地よい場所です。
そこで農業とお惣菜を作られる宮本農園さん、お二人のお人柄は写真からもにじみ出るようにとってもあたたかいご夫婦が作られた大きな玉ねぎをご紹介します。
サラダ玉ねぎといって、生でも食べられる栽培法ですが、瑞々しさが際立ち、逆に日持ちがしないのが問題でした。そこで宮本さんは収穫したサラダ玉ねぎをすぐにヒモでくくり、屋根付きの小屋でじっくり時間をかけて乾燥させることを始めます。 収穫してすぐ食べ頃のサラダ玉ねぎの特性を逆に、完熟させることにより、旨味とコクを引出し、日持ちのする完熟玉ねぎが完成したのです。」(もじょか堂ウェブサイトより)

大きくてみずみずしく、ソテーにしてそのまま食べたい!

*お野菜でお世話になったもじょか堂さん

私たちのいつもの毎日に、水俣の風が吹いたひととき。
ありがとうございました。

いつか、水俣と相思社さんをおたずねしたいです◎

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MENU 2020.9.4.

車麩(くるまふ)カツ~自家製梨ごま醤油ソース~

水俣の茄子とねぎの玄米黒酢餡~茄子、南瓜、白ネギ、山形来秘伝豆などで

小松菜とオクラ・しめじのおひたし~水俣のちりめん

水俣のきゅうりとさつま芋・人参のバルサミコオリーブサラダ

熊本県「ヒノヒカリ」白米

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