つながりプロジェクト 応援メッセージ 〜汐見 稔幸さん〜

つながりプロジェクト 応援メッセージ 〜汐見 稔幸さん〜

どこの街にもカフェスローを!

ミヒャエルエンデが『モモ』という作品で描いたのは、人間にとってもっとも大事なその人の時間を社会が奪っていく様でした。私たちはは忙しさを生活の充実感、幸せ感と勘違いしている、その勘違いを勘違いと思わせない社会を時間泥棒を登場させて比喩的に描き、逆に、人と人が深く温かく結びつく社会は、人のことを深く聞き合える社会、自分の時間を自分でゆったりと人と自分のために使える社会だと描きました。

なるほど、そんな社会で僕も無自覚に生きていたのかもしれないと思ってた矢先、20年ほど前でしたが、僕たちの前に忽然と現れたのが、カフェスローでした。すべてをスローに!もっとゆったりと、温かく、自分らしく、自然に、、、、等々と自ずと感じられる場、それが、カフェスローでした。

通い始めて長いのですが、いつも感心するのは、バギーで子連れで来るお母さんが多いこと。そしてみんなゆったりといつまでも店の中にいること、でした。ゆったりと溜まることができる場がこれほどに求められているのか、逆説的に教えられたのです。そして発想豊かイベントの数々。何度も、へぇー、こんな人がいたんだと、驚き、喜び、出会いを感謝しました。

街が忙しく、無表情で行き交う人が大多数になって、『モモ』が描いた灰色の無機質な街を感じることが多くなったのですが、ここにだけは文化がありました。

そんなカフェスローも、コロナ禍で危機を迎えています。こういう時だからこそカフェスローにみんな集まろう!となりたいのですが、集まってはいけないというのですから、大変です。 コロナが収まれば、また、笑顔でいろんな人が出会える文化の場となるように、いや、コロナが終われば前よりももっともっと魅力的な場となるように、カフェスローを応援しましょう。みなさんの熱い意思と想いをお待ちしています。

汐見 稔幸(ぐうたら村村長、東大名誉教授、日本保育学会会長、白梅学園大学名誉学長、等)

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